2015年05月11日
【不登校について考える②~命を守る不登校】
【不登校について考える②~命を守る不登校】
「いじめで不登校は
逃げではないのか?」
そんなことを言う人がいますが、
皆さんはどう考えますか?
****
いじめられた経験のある人は
よくわかると思いますが
いじめられると、自己否定の底なし沼に
気持ちが沈んでいきます。
そして、人が怖くなります。
動物は、危険を感じた場所に
二度と近づこうとしないそうです。
でも、なぜか、人間の場合は
そこへ子どもを押しやることがあります。
いじめにあった子どもに向かって
「そんな弱いことじゃ
これからの社会で生きていけないよ」
「社会性を身につけるには、そういうことも必要だ」
そんなふうに言う近所の人、
地域の人や先生もいます。
*****
いじめられたのは
その子の責任ではありません。
いじめた人が悪いのです。
(ここは意見が分かれるところですが、
僕は断固そう思います。)
****
いじめられたことを我慢していると
生きているのが苦しくなります。
先生に相談しても
「お前にも悪いところがあるんじゃないのか?」
とか言われると
とっても悲しい気持になります。
形式的にいじめた子に謝らせて終わりとするケースも
よくあります。
どうしてかというと
学校は授業で忙しく
子どもの気持ちをじっくりと聞く時間はないからです。
放課後は先生たちは
会議で忙しく、子どものことをみつめるよりも
多くの場合は
仕事が優先となります。
*****
親に相談するのを、ためらうケースも
多くみられます。
相談すると、
親の気持ちが動揺することを
気づかって黙っている…
そんな優しさを
いじめられる子は持っています。
親には、ただ話を聞いて欲しいだけなのに
解決に導かれたり、
逆に叱られたり…。
こんな時には、黙って気持ちを
受けとめてあげてほしいです。
*****
親でもない、先生でもない人はどうしたらいいのか?
いじめられて苦しい子供がいたら、
「学校には行かなくていいよ」
そう言ってあげてほしいです。
がんばったがために
自殺という形で尊い命が
毎年失われていきます。
いじめにあい、心に深い傷を受けて
ショックで立ち直れない時に
必要なのは
学校に行くことではなく、
心の傷をいやすことです。
「君の命が僕にとって一番大事なんだ」
そういってそばにいてくれる大人が
いてくれたら、どんなに心強いでしょうか。
いじめに
苦しんでいる子どもはたくさんいます。
大人ならば
転職することも
休職することもできるけれど、
子どもには、それが許されないのは
どうしてでしょう。
大人はお酒を
呑んで憂さを晴らすこともできます。
では、子どもはどうやって気持ちを
やり過ごすのでしょうか?
「どうしてゲームばかりしているの!」
「どうして、家でごろごろしているの!」
そんなことを言いそうになったら、
一回だけ深呼吸をして、その言葉を飲み込んでください。
「学校には行かなくていいよ」
優しく子どもに語り掛けられたときに
きっと親として子どもと信頼でつながるでしょう。
******
今日、東京シューレで
奥地圭子さんのお話を聞きながら
そして、グループディスカッションをしながら
何かのメッセージが聞こえてきました。
僕には使命があるのです。
「ここにいていいよ。」
そう言ってそばにいる存在になること。
「そうかあ」といってじっくりと
話を聞く存在であること。
親でもなく
先生でもなく
子どもの心や学校について
よく知っている私ならば
きっ子どものことを
支えていける。
そんな想いが
「ふわり」と舞い降りてきました。
わたしは、そんな子どもたちのために
生まれてきたのだ。
*****
学校は、子どもの学ぶ権利を保障する場です。
子どもは命です。
学校は制度です。
子どもの命が輝くような
教育を届けていきたい。
僕は今、新しく学校を作っています。
学校の名まえは
「TAMAサドベリースクール・さくらんぼ学園」
まだ誕生したばかりの小さな学校です。
僕の考えに共感してくれる仲間が
少しずつ集い始めています。
一緒に子どもの教育をデザインしませんか?
ともに未来を作っていきませんか?
子ども教育デザイナー
下村健士
(もしよかったら、シェアしてください。)
結果報告 「変身しよう勉強ができる自分に!」
父親が子育てに参加できる社会へ向けて
フィンランド教育レポート
ママ知ってる?小学生・苦手な教科を好きにする5つのポイント③
ママ知ってほしい!小学生 苦手な教科を好きにする5つのポイント その2
フリースクール誕生@京王線・南大沢
父親が子育てに参加できる社会へ向けて
フィンランド教育レポート
ママ知ってる?小学生・苦手な教科を好きにする5つのポイント③
ママ知ってほしい!小学生 苦手な教科を好きにする5つのポイント その2
フリースクール誕生@京王線・南大沢
ご無沙汰しております。NPOさぽーと802の川久保です。
オトパではおせわになりました。
そして、昨年度はパワーアップ講座を受講してくださいまして、誠にありがとうございました。今年度も開催中です!次月はまたこのブログの講座になるので、久しぶりに皆さんどうしてるかなと覗きに来ました。下村さんが一番の優等生ですね!私もめったに更新できていません;
SNSがいろいろあるので、なかなか活用って難しいですよね。
私もボランティアに行ったことだったりをアップしようと思っている間に週間も経って、結局できずのおしまいということが多々あります。お互い活用できるよう頑張りましょうね!
今後ともよろしくお願い申し上げます。