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Posted by たまりば運営事務局  at 

2015年05月01日

フィンランド教育レポート

【フィンランドレポート①~サーバント(召使のような)ティーチャー『校長先生の役割』】

「あと一週間で夏休みです。来年度のことについて今日は少し話し合いましょう。」
校長先生のそんな一言で、職員会議は始まった。

場所は、学校内の大きなホール。...

校長先生の1分ほどの簡単な挨拶が終わると、
ビートの利いた音楽が響き、若い先生が4人前へ飛び出し、ダンスを踊り始めた。

さきほどの真面目そうな印象とは、一転して校長先生も、一緒に踊っている。
座っていた50名ほどの先生たちも、一緒に踊り始めた。

みんなで体を動かした後、校長先生はつづけた。

「先生方、楽しいことを考えて、いつも楽しい気持でいてください。
ダンスや運動は、苦しい気持がなくなることがあります。
それを覚えていて、役立ててくださいね」

つづいてYouTubeで ベストティーチャーという動画をみんなで鑑賞

校長先生が映像に合わせて、言葉を継ぎ足していく。

「とても楽しい映像です。
関心をもって楽しむことです。
子どもたちと一緒に遊んでいるところです。

生徒から見たベストティーチャーです。

子どもに話しかける
きちんと見てくれる
時には叱ってくれる

こういうことがいい先生だ。

それをYouTubeで見て下さい」

そのあと、先生たちにおしゃべりタイムをとって、
今の映像を見た感想を、シェアしてもらっていました。

教育哲学が次々に語られます。

「先生の仕事とは…
教えること、育てることだけではない。

楽しませる。モチベーションをやる気を出させること」

そして、これは詩人が書いた言葉ですと言って
言葉を引用

『すべての感情はやる気から生まれる』

****


会議のあり方が、組織の実力を表現する。
そんな言葉があるけれど、
この先生のもとで、働いている先生達は幸せだろうな。。
そう思った。

****

日本にこんな気風を持ち込むには……

まずは自分が、今までの価値観の鎧を脱ぐことが
大切かなあと思った。

こうしなきゃいけない、というのは
ただの思い込みだろう。

****

教育視察の本当の目的は、
フィンランドが良かったなあ
日本は、制度が悪いからなあ。

そんなアラ探しを することではありません。

自分たちと違うものに出会い
認め、理解し、吸収していくこと。

時間はかかるかもしれませんが、
ゆっくりと、学んでいきたいと思います。

***

学ぶとはどういうことか……。

それは、きっと自分が力をつけていくこと
そして、誰かの役に立つこと。。

そんなふうに思います。

****

僕は思いました。
3月にアメリカ・サドベリースクールで学んだこと。
5月にフィンランドで学んだこと。

どんどん発信していこうと。
もしかしたら、この情報を待っている人がいるかもしれない。
誰かの役に立つのかもしれない。

サドベリーとアメリカ。
この2つの教育について
しっかりと語れるプロになるために 学び続けていこうと決心しています。

****
  


  • Posted by しーもん  at 08:18Comments(0)家族の幸せフィンランド教育